負の世界遺産、アウシュビッツ強制収容所へ①

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負の世界遺産、アウシュビッツ強制収容所へ①

アウシュビッツ。

ヒトラー。

ナチス。

 

どんなに歴史に疎くても恐らく誰もが知ってるであろうこれらの単語。

 

 

ここは、ドイツの独裁者ヒトラーがナチス政権の下に造った、ユダヤ人が大虐殺された負の世界遺産として有名なアウシュビッツ収容所。

 

私たちはここでガイドを行っている唯一の日本人、中谷さんに予約し案内してもらいました。

(2ヶ月先まで予約でいっぱいとのことだったので、早めに予約した方がいいです!)

この日は20名程の日本人と一緒。

なんとその中に、ポーランド在住の日本人の方がこのブログを読んでくれていた!嬉しい!

 

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今日は、アウシュビッツとビルケナウという2つの収容所を見学です。

 

 

まずは、有名なゲート。

 

ARBEIT MACHT FREI
働けば自由になれる

 

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この門をくぐった者は、自由どころか待っているのは、

 

 

 

 

であった。

収容された人は130万人。うち、110万人がここで命を奪われ、その90%がユダヤ人だと言われている。

 

 

 

ひっそりと佇むレンガ造りの重厚な建物が収容所。

 

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ユダヤ人たちは何も知らずにここに連れてこられる。

ここが、新しい住まいだと教えられ、大切なものを鞄にしまいやってくる。

 

 

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名前と住所を書くように言われるが、もちろんこの鞄が戻ってくることは無い。

 

この貨物列車に乗せられて。

 

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立つのも精一杯の劣悪な環境下でここで息絶える人もいたんだとか。

 

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まず、到着したユダヤ人たちは『選別』される。

選別する人は医者。

 

医者が遠くから体格を見て、使えるか使えないか、つまりその人の

 

 

 

 

生死を判断する。

 

 

 

 

使えないと判断された者が待ち受けているのは当然、

 

 

 

死。

 

 

 

少しでも価値があると思われた者は、少しの間ここで労働ができるが、

到着後、8割の人がすぐにガス室へ送られる。

 

 

ガス室でガスを撒くのはユダヤ人の仕事。

ドイツ人には、精神的苦痛を与えないためにこのような直接死に関わるような仕事はさせない。

 

 

死が決定された者たちは、

「これからシャワーを浴びます」

と言われ、部屋に連れてこられる。

 

 

当然、ここにはシャワー等無く、

この害虫駆除用の缶が撒かれる。

 

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そして、数十分もがき苦しんだ後、皆遺体となる。

 

この遺体の処理も当然、ユダヤ人の仕事。

 

このような死の現場を見せることもナチスの計画。

こうなりたくないと思わせることで、ドイツ人に逆らうこともできなくなる。

こうして過酷、かつ精神的苦痛な労働から抜けることはできないユダヤ人たち。

 

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毎日煙が止まない、遺体焼却炉。追いつかない日は、外で焼くんだとか。

 

まるで流れ作業のように毎日数千人の遺体を運び、焼き、処分する。

ただひたすら機械のように、同じ故郷の人を殺し焼く日々。

 

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亡くなった方々の靴の山。

 

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ユダヤ人たちが新しい生活を始めるために持ってきた品々

 

 

ここで亡くなったユダヤ人からは、ありとあらゆるものを搾取し、再利用していた。

髪の毛も、布に変えて、

金歯や銀歯も、金や銀に変えて。

 

これらのデータを全て数字に変えて書類にすることで、ドイツ人の精神的負担も軽減される。

確かに、死者何人分の金歯と言われるよりも、金10gと数字にして記すことでだいぶ印象も変わる。

 

 

 

この残虐な行為をしている人間も、人の心を分かっている。

それが意外だった。

 

 

 

それが分かった上で計算されているこの場所が不思議でならない。

 

 

 

 

一体、なぜこのような悲劇が起きてしまったのか。

 

長くなりそうなので、今日はここまで。

 

 

 

 

 

明日も真面目な記事ですがお付き合いください。

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