ポーランドに到着!ポーランドに来た目的は・・・そう、あれです。怖いけど。
アイスランドの後に私たちが戻ってきたのは、
ポーランド!
グダニスクに到着です。
えーーーっと、ここには特になにもありません!!笑
一応、近くの教会に行ったり、
公園でぼーーーっとしたり、
このエリアで有名らしいお店でリッチに外食してみたり、
店員さんオススメのポーランド料理を頼んでみたり・・・
そしたらまさかの
イノシシの肉!
だったり、
このボルシチがめちゃくちゃ美味しかったり、
そんな日々を過ごしておりました。
久しぶりの外食に心が満たされています。
が、
ここ、ポーランドに来た一番の理由は、
教会や公園でぼーーっとしたい訳でもなく、
美味しいご飯を食べに来た訳でもなく、
アウシュビッツ強制収容所に行くこと。
世界一周する前から行こうと思っていた場所。
高校の授業で見た映像の衝撃は未だに忘れられない。
それから大学でも少し触れた。
アウシュビッツ。
私は特に歴史が好きなわけでも、詳しいわけでもない。
というか、歴史は嫌いだった。
過去の話よりも、現在起きている世界の話の方が興味深くて、高校の選択授業でも、私はずっと地理を選択していた。それくらい。
地理で受験する人なんて、ほんの一握りで変わった人だけ。
それでも、私は地理の授業がすごく好きで、気がつけば地理ばっかり勉強していた。
でも、今世界で起こっている問題を理解しようとすればするほど、過去の歴史を知る必要があって、当時の私にはそれがすごく難しくて面倒で、理解するのにもの凄い時間がかかった。
たしか、このアウシュビッツを深く知るきっかけになったのは、
イスラエル・パレスチナ問題を勉強する時だったと思う。
あれから、10年経った今、どう感想が変わるのか。それとも変わらないのか。
実際その現場を目で見た時、どう自分の中で受け止めるのか、そんな自分にも興味があった。
事前にいろんなブログでアウシュビッツの感想を見てみる。
やっぱり怖い・・・
今の私に、この現実を受け入れられるのか、そんな能力や知識があるのだろうか。
それも不安だった。
せっかくここまで来たのだから、この目で確かめてみないといけないような気もする。
世界のキレイな景色やステキな人に会うためだけに、旅に出たわけではない。
どうしてもキレイなものばかりに目が奪われてしまうけど、逸らしたくなるような事実から逃げては行けない。そう、自分に言い聞かせる。
世界一周をただの娯楽に終わらせたくない。
世界一周した後の感想が、
あーーー楽しかったね。
なんて、バケーションで終わらせたくない。
だからこそ、
二度と起こしては行けないような戦争の傷跡から目を背けてはいけない。
日の当たる場所だけではなく、日の当たらない日陰にも目を向けなければいけない。
偶然にも、私たちはイスラエル、パレスチナに行った後のアウシュビッツ。
今現在、ユダヤ人がパレスチナ人に行っている悲惨な現実を目の当たりにしてきたばかり。
大虐殺をされたユダヤ人。
それなのに、現在進行形でユダヤ人がパレスチナ人の自由を奪って銃を向けている。
やっぱり、おかしい。
悲劇を繰り返している。
もし、イスラエル・パレスチナを訪れていなかったら、
悲劇。
として、受け止めていたかもしれない。
可哀想なユダヤ人。
と思っていたかもしれない。
でも、被害者であるユダヤ人が、今度は加害者になっている現実も目の当たりにしてきた今、その現実を受け止めるのは、とても複雑。
世界一周って、すごく難しい。
一部の点を見て、感じることはできるけど、
その点と点を結んで線にすることは今の私には、非常に難しい。
誰かの意見ではなく、それを自分だけの考えにまとめるためにも、
もっともっと、知らなければいけないことがこの世界にはありすぎる。
だから、私たちはアウシュビッツに向かうことにした。
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