ロライマなんて消えればいいのにと思った日【ロライマ2日目】
足は重いし、息は切れるし、ロライマまでの道のりは、思ってた以上にしんどい。
完全にエネルギーが足りない。
あーーもっと朝ごはんをもりもり食べて、たくさんコーヒーに砂糖入れればよかった。
おおお!!このパンみたいのうまーー!
早朝、粉こねて、焼いてくれてた!感謝!
みかんだ!!
本領を発揮すれば、きっともっとたくさん食べられたのかもだけど、
ほら、ここにはどこにもトイレが無いから、途中でお腹痛くなって、
あんなことやこんなことになったら嫌だから。。
とか、もうそんなのどうでもいいけど、
7時過ぎに今日は出発。次の目的地へ・・・
こんな荷物を持ちながら、川を渡って進みます。
コケたらびしょびしょや・・・
ほら、ロライマはもうすぐそこ!!
なんて全然思えない!!!!
ねえねえ、めちゃめちゃ遠くない・・・?
って、思ってたけど、そんなの口に出したら、きっともっと遠くなりそうだから、我慢。
平坦な道と聞いていたけど、とんでもない。
うそや…
ばかやろう…
昨日より、全然キツいよ・・・泣
(心の声)
やっと登ったー!と思ったらまた次の丘・・・
ロライマなんて、もうどうでもいい。
いや、むしろ消えてくれと思ってた。
おまけに、とても・・・
暑い…
日差しを遮る木がないから!
皮剥けるレベルで焼ける・・・
途中の川で水分補給したり、
岩場で休憩したり、
雨に濡れたり、
汗をダラダラかきながら、ひたすら歩き続ける。
(ほら、けーき氏の顔から、楽しさが滲み出てますね)
しんど…
昨日より、100倍は辛い…
だから、山登りは嫌いだ。
なんて、思いながら、
もう引き戻すことも、止まることもできなくて、、
気がついたら、前に進むしか選択肢がなくなっていた。
少しずつ、少しずつ、歩き続けること、6時間・・・
ついに、目の前にロライマが!!!!
あんなに憎たらしかった、ロライマもここまで来ると・・・
す、すごい・・・
なんていうか、すごい…
見上げた時の迫力が半端ない。
ただの岩というか、壁にしかみえないけど、、
こんなただの壁みたいな岩を初めて、カッコいいと思えた。
そのくらい、かっこいい。
あーーーーーついた
6時間以上歩き続けて、ようやくようやく今日の目的地、
ロライマの麓のキャンプ地に到着です。
まさか、明日はあんなことになるなんて・・・
この時はまだ知らない。。。
*2016年2月のおはなしです。
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