日本にいると、忘れちゃいそうな大事なこと。
あっという間に時間が過ぎてしまう。
やることも、やりたいことも、やらなきゃいけないことも、どんどん積もっていってるし、
旅してた頃と時間の流れが違いすぎて、ついてくのがやっとな今日この頃です。
どこの国だって、1日は24時間で、1週間は7日なのに。
恐ろしいくらいに日本で流れる時間は早い。
こうやって、ブログを毎日書くことだって、、ほらね、できてない!!
ニートのくせに・・・
そう、今から、4ヶ月前なんて、ひたすら、ロライマに向かって歩き続けてた頃。
ただただ、歩き続けて、歩いても歩いてもあの時は全然時間が進まなかった。
もう1時間は歩いたかな?って時計を見ると、15分しか進んでなかったり、、
同じ時間でも、その時の過ごし方で過ぎる速度は全然違う。
なんてことを、ロライマの写真を見ながら思っていた。
そう、そう。
この日は、ね。
ようやく足がガクガクになりながら、汗びっしょりで到着。
汗を流すために、川へ。
この川ね、実はめちゃくちゃ冷たい。
ハゲじゃないよ、これ手だよ。
ひょええぇぇ・・・
ががが、がんばれ。
このように、体を洗うだけで大騒ぎ。
冷たすぎるけど、ここしか水はないんだもの。
必死で、髪を洗い(←石鹸で)、汚れた服を洗濯する(←石鹸で)。
なんか、日本にいる今を思うと、なんて原始的な生活をしてたんだ!って我ながら感心してしまう。
ここには、シャワーはもちろん、トイレも、いや、水道も、電気もガスも屋根だって何にもない。
でも不思議と、ここでの生活が不便だと思ったことは、そういえば一度もなかった。
それは、この景色が不思議なパワーを持っているからかも知れない。
ここで食べるごはんは、全然豪華じゃないけれど、とっても美味しく感じるし、
夜は真っ暗で、寒いし、テントに寝袋だけど、上を見上げれば満天の星空が包み込んでくれる。
なんて、贅沢な夜なんだ・・・
モノがある=豊か。なわけじゃないんだな、としみじみ思う。
モノがこんなになくても、心はこんなに豊かになれるんだもの。
必要以上のモノやサービスに溢れている日本よりも、ロライマの麓にいるみんなの方が、生き生きしてたようにも思う。
自分にとって、必要なものは何なのか、ちゃんと考えないと、きっともっといろんなことを忘れてしまうような気がする。
さあ、明日は地球最後の秘境、ロライマを一気に登る日。
2億年前から変わらずあるこの岩。
上に登ったら、どんな景色が待っているんだろう・・・
いや、その前にこの1000mもある壁をどうやって登るんだろう・・・
(#カチです)
さあ、朝が来たよ。
出発だ!!!!!
*2016年2月のおはなしです。
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