29歳石川、土鍋デビューしました。
かなりおばあちゃんに影響されてます。
ついに僕もデビューです。
どや!!!!!
これは、あれです。
『土鍋』です。
なんとも可愛らしい形。
先日、知り合いから紹介していただきました。
お米を研ぎ水を入れて準備完了です。
一合のお米に対して水は200cc。
「これでいいのか・・」
旅先で鍋でご飯を炊いていたけれど、
『土鍋』でお米を炊くのは初めての体験でした。
いつもだったら炊飯器にお米を入れて「ポチ」です。
しかし今日は腰を据えて土鍋の前で待ちます。
その間に思い出します。
「はじめチョロチョロなかぱっぱ赤子泣いても蓋取るな」
聞いたことありますよね?(妻は知らなかったけど…)
「はじめチョロチョロ」
熱の上昇をゆっくりするための火加減。時間をかけて沸騰させることで米に甘みが出るそうです。
「なかぱっぱ」
沸騰を保ちデンプンをやわらかくし、水に溶け出たデンプンの粘りが米の表面に戻ることで、ふっくらと粘りのある仕上がりになります。
「赤子泣いても蓋取るな」
水が米に吸収されふっくらする、そして熱に強い酵素の働きもで甘味を増します。
言葉は聞いたことはあるけれど、実際にやってみることで「なるほど」になりますね。
ちなみにこの歌は、江戸時代にお米を調理するために作られた歌だそうです。
今だったらクックパッドだけど、当時広く伝える手段が『歌』だったんですね。いいですね。
お、蓋から煙が出てきました。
その後すぐに吹きこぼれ始めました。
吹きこぼれて3分ほどしたら火をストップさせます。
そのまま20分ほど蒸らして完成です。
もっと面倒かと思ったら、意外と簡単でした!
ほれ。
長めに火を入れればおこげだってできます。
先日は炊き込みご飯を作りました。
いつもよりちょっと手間をかけるだけで、
ご飯のことを考えたり、次はあれを作ろう!と、会話が生まれたり、
何より美味しいご飯が食べられます。
手間をかけると、面倒なことが増えると思っていたけれど、
手間をかけることで、不思議と気持ちに余裕が生まれます。
いつもよりちょっと早く起きて、
いつもよりちょっと早く帰って、
土鍋から聞こえる音に耳を傾けてみませんか。
毎日を少し丁寧に。
COMMENTS