リノベーションのゴールを具体的にイメージする方法

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リノベーションのゴールを具体的にイメージする方法

一年間かけて古民家リノベーションのことを考え続け、ようやく完成図がイメージできました。

当たり前のことですが、物件の完成図をイメージできないと工事は進みません。しかし、古民家リノベーションは「これ」という正解がないため明確にイメージすることが難しいのです。

さらにはじめてリノベーションをするという方は、どういった手順で工事を進めてしていけばいいのかわからないのではないでしょうか…

そこで今回、私たちが古民家リノベーションの完成イメージを具体的にした方法を紹介します!

イメージの模索

まずは、その物件で何をしたいのかを決めることから始まります。
自宅にするのか、ゲストハウスにするのか、自宅兼ゲストハウスにするのか。

その方針が固まる前に見切り発車すると、見積もりや設計図の作成で余計なコストがかかってしまうことも・・・

※わたし達も方針が決まる前に多くの方に相談をしていろいろと散らかっていますが、正解がないのがリノベーション。こうしたことも勉強ですね・・・

方針を決めたあとは、

1.ネットでイメージを探る
2.博物館でまとめて現物を見る
3.目指す雰囲気の古民家宿泊施設に泊まる

といった経過を経て現在にいたりました。

ネットでイメージを探る

ピンタレストで自分の好きなイメージを探る

どんな感じ?を言葉で説明するのって難しいですよね。そこで便利なのはPinterest

イメージを検索できるサービス。グループで利用できるので複数のアカウントで共有することもできます。
僕らは夫婦ふたりで古民家リビング・古民家キッチンなどのグループを作って共有していました。

「古民家宿泊」「古民家リノベーション」等を検索して事例を探す

私たちが作ろうとしているのは古民家の宿泊施設。
ざっくりとしたイメージを決めたあとはリノベーション事例や古民家宿泊施設といったキーワードで細かいイメージを詰めていきます。

更に宿泊サイトでイメージに近い物件を探しました。
「自分のアイデアは世界で唯一!」と意気込んでも、日本のどこかで誰かが同じようなことをやっているのはよくあること。

いかに自分がやりたいことに近い事例を見つけるか。
そこに自分らしさを加えてしまえばオリジナルです。

様々な物件の画像を見て、イメージを雰囲気からより具体的な形に持ってきます。

キーワードは「古民家」「古民家再生」「町屋」「土間」「蔵」「囲炉裏」「縁側」「レトロ」など

博物館で現物を見る

私たちがリノベーションする物件は築80年。
そして古民家で生み出したい雰囲気は明治〜大正。同年代の建物がある博物館で現物を確認します。

江戸東京たてもの園

江戸東京博物館

江東区深川江戸資料館

古民家をリノベーションしするなら全ての施設に行くことをおすすめしますが、特に東京江戸たてもの園が素晴らしいすぎる。

江戸時代から昭和まで様々な時代の、様々な層の人が住んでいた物件をまとめて見学することができます。(しかも実際に入って触れる!)古い建物に興味がある人なら誰でも楽しめるクオリティだと思いますのでぜひ!

イメージが近い物件を利用する

画像や博物館で想像力を高めたらいよいよ物件を肌で感じに行きましょう。

写真や博物館ではイメージしきれなかった部分を、実際に宿泊することで具体的にしていきます。
私たちは山梨にある古民家宿泊施設「loof」に泊まりました。設計を依頼する予定の建築士さんにも同行していただいたので、イメージの共有もできて大変有意義でした。

実物を見ることで頭の中が良く整理できるので、イメージが固まったら現地を訪れてみるといいでしょう。

ちなみに、宿泊した際に経営者の方に運営についてやノウハウ、開業までの流れなどをアドバイスいただきました。
現場を実ながら開業した際の話を聞くことで、想像してもわからないことも知ることができましたよ。

おわりに

ずいぶん遠回りをしましたが、今となっては妥協ないプランができてよかったなぁと実感しています。
実際に大変になるのはこれからですが、、これだけ愛着があると適当にも進められません。
とにかく、古民家リノベは百聞は一見に如かず。

漠然と初めて無駄なエネルギーを使わなわいように、しっかりプランニングしてリノベーションに取り組んでくださいね。

これからの動きも順次報告していきますので、引き続きよろしくお願いします!

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keiki
Keiki Ishikawa,1987年生まれ。東京生まれ東京育ちの東京っ子。テンションの振れ幅が広いが、基本的にローテンションなことが多く、一週間ほど家にこもっても苦にならない精神力を持っている。大学卒業後、地方銀行に勤務。妻と出会い退職・世界一周を決意。500日間の世界一周を経て現在に至る。