僕らの暮らしのヒントは『おばあちゃんの家』にあるかもしれません。

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僕らの暮らしのヒントは『おばあちゃんの家』にあるかもしれません。

おじいちゃんっぽく生きたい。

旅をしてからそう思うようになった。

 

なぜだろう。

理由はわからないけれど、、

 

おじいちゃんのように生きたい。

 

と思うようになった。

とは言っても、僕はおじいちゃんともおばあちゃんとも一緒に暮らしたこともないし、あまりゆっくり話したこともない。それに、僕のおじいちゃんは亡くなっている…。

 

妻は、小さい頃からおばあちゃんやおじいちゃんが家の近くに住んでいたし、とても身近な存在のよう。

なぜだか僕は、そのおばあちゃんに会いたくなった。

 

そこにその”おじいちゃんらしさ”がある気がして。

 

 

***********

おばあちゃんは現在79歳。一人暮らしです。

予定より遅れて到着した僕らを優しく迎えてくれます。

 

部屋にはどこか懐かしいものが。

カレンダーに書き込まれた予定、視力検査の紙、ちぎり絵。

特に目新しいものはありません。

しかし、そんな空間がなぜか落ち着きます。

 

 

おや?キッチンには何かが干してあります。

よく見るとこれは・・

 

し、しいたけ!

 

余らせたから干しているんだそうです。

今度椎茸が余ったら干してみます。旨味がギュッとなるんだそう。

みかんの皮も干して、お風呂に入れるといいらしい。

たくさんあるから、やってみよう。

 

 

周りを見回す僕を横目におばあちゃんは食事の準備をしてくれます。

あっという間にテーブルに食事が並びました。

 

 

机の上には飾らない料理が。

チキンのトマト煮

セロリの葉と鰹節のふりかけ

野菜と卵の炒め物

特製サラダ

玄米ご飯

 

テレビのリモコンも飲みかけのお茶もそのまま。

決して豪華とは言えないけれど、

その食卓を見て、なぜか安心します。

 

久しぶりに食卓を囲んでおばあちゃんは嬉しそうです。

そしてそれを見て僕らもなぜか嬉しくなります。

 

おばあちゃんが食べてる途中で漬物を出し忘れたことに気づきました。

 

 

さささささっ!

素早い動きです。

慣れた手つきでぬかから漬物を出してくれました。

 

余った野菜は何でも漬けちゃうようで、いろんな野菜が漬けられていました。

あと糠には、卵の殻を入れるといいらしいです。

 

 

食事中は毎日の食事で気をつけていること、ご近所さんのこと、友達のこと、親戚のこと。

話が止まりません。

 

家でご飯を食べていると、ついテレビや携帯電話に夢中になってしまいがちですが、一緒に食べると食事が明るくなります。

実は一番の調味料は会話なのかもしれません。

 

 

食後はお茶を飲みながら昔のもの談義。

これがおばあちゃんの知恵袋ってやつなんですね。

 

そして驚いたのが、この鉄鍋。

何年間使ってると思いますか?

 

 

なんと30年!!

 

わぉ、僕と同年代です。

鉄のフライパンは40年使い続けてるようです。

 

随分と味がある輝きをしてます。

初めて人生で鍋を眺めましたが、黒くて深くて美しいと感じました。

 

 

ちなみに、この右にあるものはハンドミキサー。

ハンドミキサーって知ってます?これ、電動ではなく、手動なんですよ。

紐を引っ張ると、クルクルっと回ってミキサーになります。

 

その他にもこんなに怪しい気になる雑誌を見つけました。

 

「発酵させれば、こんなに…」

 

下に続く言葉は何でしょう。

覚えていませんが、今更この「野草だより」とても気になります。

 

 

それから、おばあちゃんはボケないために、数独をしたり、そろばんで家計簿をつけたり、新聞を読んだり、あとは、テレビで気になるレシピや健康情報があれば、すぐにメモして実践してるみたいです。

それから、ちぎり絵以外にも、太極拳も習っているらしいです。

 

 

何歳になっても”学び続ける姿勢”がおばあちゃんが元気な秘訣かもしれません。

僕らは、必死になって、

 

丁寧な暮らしをしよう。

 

なんて心がけているけれど、おばあちゃんは、当たり前にやってます。

 

僕たちの理想の暮らしは、

ここにヒントがあるのかもしれません。

 

新しいものは見つけられなかったけれど、多くの気づきがある時間でした。

なんというか、ほっこりとした心が温まる時間でした。

 

 

 

最近おばあちゃん・おじいちゃんに会っていますか?

たまにはおばあちゃんの家に行ってみてください。

 

忘れかけていた大切なものを思い出す時間になるかもしれません。

おばあちゃん、また遊びに行くね。

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keiki
Keiki Ishikawa,1987年生まれ。東京生まれ東京育ちの東京っ子。テンションの振れ幅が広いが、基本的にローテンションなことが多く、一週間ほど家にこもっても苦にならない精神力を持っている。大学卒業後、地方銀行に勤務。妻と出会い退職・世界一周を決意。500日間の世界一周を経て現在に至る。

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