久しぶり。普通の観光。ラサ歩き。【チベット】
タシデレ。
久しぶりのガイド付きの観光です。
というのもチベットは外国人が観光する際にガイドを付けないといけないルールがあります。
インテリな僕らはこの旅を始めてから自分たちのペースで観光する癖がついているので、ガイドの案内についていけるか若干心配です。
さて。
ラサではポタラ宮の他に
ジョカン(大昭寺):1人85元
セラ・ゴンパ(色垃寺):50元
ノルブリンカ(罗布林卡):1人60元
西蔵博物館:無料
に行きました。
ジョカン(大昭寺)
お寺の周りには祈りを捧げる多くの人。
これは五体投地という祈りの方法です。
この五体投地とは
両手・両膝・額を地面に投げ出し、仏や高僧に礼拝する行為で、仏教においてもっとも丁寧な礼拝方法の一つとされます。Wikipedia参照
以前ラルンガルゴンパにてこの祈りを捧げる人を多く見ましたが、ここはその人の数が違います。
中にはこのポタラまでこの五体投地をしながら少しずつ進んで巡礼をしにくる仏教徒もいるそうです。
何よりもお寺の前で祈っている人々の数と、その人々のエネルギーに圧倒されます。
数えきれない人が、こうして祈りを捧げています。
最初はみんな
「ちょ!?何してんの?」
ってなります。
でも見ていると彼らのエネルギーに言葉を失います。
ジョカン(大昭寺)では紀元前に作られた仏陀の像を見ることができました。
たまにしか見学できないらしいです。
これを見るためにチベットの人々が長蛇の列を作っているのが、この像の貴重さをさらに際立たせていました。
地元の人が行列を作っています。中には紀元前に作られたという仏陀の像があります。
壁画にはそれぞれメッセージが込められています。話が多すぎて忘れました。
ジョカンの周りにあるバルコル(八角街)という商店街?は地元の人が時計回りに周り続けています。
現在この通りの周りにはお土産屋さんや飲食店、その他多くのお店が軒を連ねていまが、1300年の間、チベット仏教の聖地である大昭寺に巡礼してくる人々の衣類や仏具などを提供する場として発展した歴史があるようです。
チベット人たちがマニ車と同じように時計回りに歩いており、何を買うわけでも無く寺の周りを歩いています。
そして片手にはマニ車を持った人達や、五体投地をし続ける人もいます。
セラ・ゴンパ(色垃寺)
ちなみにこのセラ・ゴンパは1901年に日本人で初めてチベットに入ったと言われている河口慧海が修業を行った場所です。
彼らは定められたルールの中で、相手の矛盾点をつく訓練をしているとのこと。
その他にも様々な勉強や言語の能力等で高僧になれる(出世?)かどうか変わってくるようです。
僧の世界にも競争があります。
チベットの家庭では一家に1人は出家させるのが家の誇りだそうです。
彼らは実家から生活費を送ってもらい生活しているとのこと。
ただ、僧たちがiPhone6に夢中になっている姿に若干違和感を感じました。
ノルブリンカ(罗布林卡)
こちらはダライラマの夏季の離宮として機能していた場所です。
こちらで特に印象的だったのが、ダライラマがインドに亡命する時間のまま止まっている時計です。
その他にもインドのネール首相から贈られたレコードプレーヤーや、ロシアの首相から贈られたラジオなどがありました。
こちらはポタラ宮とは違い、人の数も多くなくゆっくりと見学ができます。
西蔵博物館
こちらの博物館は入場料が無料なこともあり、あまり期待していませんでした。
しかし行ってみてびっくり。非常に新しく(1999年完成)、想像以上にチベットの風習や文化に関する展示が多くありました。
歩いているだけでチベットについての様々な歴史を身近に感じることができます。
僕らは一時間ぐらいで引き揚げてきてしまったが、ここに時間をかければチベットに関する多くの知識を得られと思います。
観光途中にガイドにチベット人にとって一番大切なものは何?と聞いたところ、
「compassion」
と答えていました。
チベット人にも色々な人がいると思いますが、こういう意見を持つ人も多くいるのでしょう。
直訳すると、「深い同情」でしょうか。
宗教を持たない僕には理解ができない世界がたくさんあります。
久しぶりに観光らしい観光をして疲れました。
たまにはガイド付きの観光もいいですが、インテリな僕らには自分たちでふらふら歩く観光の方が合っているようです。
ラサ観光も完了したので続いてはエベレストに向けて進みます。
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