え、これに乗るの?嘘だよね?これは、家畜用のコンテナですよ。
ビニャーレスを出た私たちが向かうのは・・
ハバナ。
そして、ハバナから、恐怖の移動が始まります。
まだこの時は、まだ余裕だと思ってた。
完全にバカにしてた。
キューバの移動手段は、
①観光客向けのキレイで快適な高いバス(Viazul)
②キューバ人用のちょっと汚いけど問題ないバス
③え、これ人の乗り物!?って感じのバス、通称カミオン。
の3つがあります。
あまり時間がなかったので、ビニャーレスからハバナまでは①のバスで一気にハバナまでびゅーーんと。
Viazulバスターミナルから革命広場まで徒歩で
ここが革命広場!
その向かいにあるのは・・
チェ・ゲバラ!!(内務省の建物らしい)
隣は、カミーロ・シエンフエゴス(郵政省らしい・・)
革命広場からはローカルバスと徒歩で、③カミオンのバスターミナルへ。
ついたーーー!
ハバナから、次の目的地サンティアゴ・デ・クーバまでは③のカミオンで行って節約しようって作戦です。
①だと5000円以上するバス代が③だと900円に!
2人で8000円以上の節約となると、ここは頑張るしかありません。
ターミナルは大混雑。
ええ、ここからが大変。
チケット争奪戦が始まります。
並んでも、並んでもどんどん割り込まれ、押し合い圧し合い・・
最前列にいっても、なかなかパスポートを受け取ってくれない。
最初はこんなに余裕だったのに、なんだかすごい人だかり・・・
もう列とか順番とかそういう言葉をきっと、この人たちは知らないんだろう。
この人たちに日本人が震災時でもちゃんと並んでいた姿を見せてやりたい。
おい、チーノ(中国人)、お前はダメだ!どけ!!
は?意味わかんねーーチーノじゃねえし!!
そう、こいつら、本当にふざけてます。
でもね、ここはキューバ人用のバスみたいでやっぱりどこに言っても、誰に聞いてもダメだった。
ツーリストは、外人向けのバスに乗れって。
そうか、、そうだよね。
キューバ人の給料と、日本人の給料を比べたらそりゃそうなるよね。
でも、私たち無職なんだよね。ぼそっ。
そんなことより、ちょっと前にここからカミオンで行ってる人いたからなーー
もう力を使い果たしたけーき氏の代わりに、今度は私が乗り込む!!
よくわからないけど、チケットないけど、バス乗り場に行こうとしてみる・・
すると、入り口のおばちゃんに、
チケットは?チーノはだめよ。
チーノじゃないよ、ハポネス(日本人)だよ!!
おおおお、ハポーーン!!!ハポーーーン!!!
ケラケラケラ・・・
(なぜか大爆笑・・・)
え?なに?なにが面白いの?
そう、ハポンだよ、ハポーーン!!!
ケラケラケラ・・・
(大爆笑)
え、だからなに?
で、サンティアゴ・デ・クーバに行きたいんだけど、どうすればいい?
あーーーここは無理、タクシーでViazulに行かないと!
え、なんで?友達はここから行ってるよ!!
すると、なぜか大量のブラジャーをどこからか持参。
これなに?
ほら、見てみて。
なぜかおばさんのブラジャーを見せられる。
え?
日本ではいくらするの?
え、3000円とかかな?
ケラケラケラ・・・
(大爆笑)
え、で、バスは・・・
ダメだ、このおばさんたちに話しても無駄だ。
せっかくここまで来たのに・・・
と諦めかけていたとき、怪しいおっちゃんが・・・
どこに行きたいの?
サンティアゴ・デ・クーバ行きのカミオンに乗りたいの!!
それならこのおじちゃんに着いて来な!
と新たなおっちゃんを紹介され、、
さっきとは違う入り口に・・
うむ、怪しい・・・
すると、あった!!?
え、これ?
これか。まじか・・・
サンティアゴ・デ・クーバな?これだ。
これか・・いくら?
7CUCだ。でも、途中で乗り換えが必要だ。
たしかに、値段もあってるし、周りの人もみんなサンティアゴ・デ・クーバ行きで合ってるっていうし・・・怪しいけど、死ぬ訳じゃないし、乗ってみよう。。
と、乗り込んだのがコレ!!
トラックのコンテナやん!!!!
窓というか・・・風が通りそうな隙間はあるけど、これ大丈夫・・・?
不安です。
とっても不安な外観です。
ええ、もちろんキューバ人しかいませんよ。
黒人率すごいね。
これ、一見窓が無くって暑いと思うじゃない・・
夜は夜風がびゅんびゅん入って、とーーーーっても寒い。
それに、なんと言っても、とても・・・
揺れる。
とてもじゃないけど、寝れる乗り物じゃない。
寒い、すんごい揺れる。
もう腰の痛さが半端無い。
まるで家畜のようにトラックのコンテナに揺られること・・
13時間!!!!
(夜行バスだからね!)
唯一の救いは、休憩所で食べたローカルなごはんがめちゃくちゃ美味しくてびっくりしたこと。そして、
スペイン語もろくにわからず、会話にもあまりなっていないにも関わらず、一生懸命私たちを助けようとしてくれる人がたくさんいたこと・・・
さっきのチケット争奪戦の時と同じキューバ人なのに、とにかく優しい。
乗り換えを心配してくれて、最後まで一緒に行ってくれたお兄さん。
当たり前なんだけど、キューバで出会った一人一人の印象でキューバの印象が決まってしまう。
町を歩けば、チーノ!チーノ!と侮辱され、バカにしてくる人がたくさんいるのも本当のキューバだし、こうして、困った時に親身になって助けてくれる人がいるのも、本当のキューバ。
一括りに、キューバ人は・・・なんて決して言ってはいけないと思う。
キューバって意外とつまらなかった・・
って言う人も結構会ってきたけれど、それってたぶん、素敵なキューバ人に出会えなかったからだと思う。
そんな出会いも自分で作って行かないと、ただの観光客気分じゃ難しいのかなぁ、特にこういう外人として線引きされる国はよりいっそう。
ちなみに今日の移動は写真が全然ないです。
つまり、全然余裕がなかったってこと。
サンティアゴ・デ・クーバに無事?到着。
とにかく安く移動したい!
現地の人と同じ体験をしたい!
どんな移動だってへっちゃらだ!!
腰が誰よりも丈夫。
って方はカミオンで!
あまりオススメはしませんが、死ぬほど辛くはないです。
ただ、えーーっと、
辛いです。
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