500日間世界一周して、で結局何を得たの?ってはなし。
最近旅に出て得たことを考えてます。
世界一周をしたって目に見える何かを得られるわけではない。
と、僕は思ってます。
じゃあ行く意味ないじゃん?
いや。そんなことはない。
実際に世界に行って、自分で経験する。
その行為そのものに意味がある、と思うのです。
例えば、
「あーこれガイドブックに乗ってないけど最高じゃん!!」
「ガイドブックごり押しだけど行く意味なかった...」
旅先ではこんな経験は日常茶飯事。
同じ場所に行っても、感じ方は人それぞれです。
これって自分が好きなものや強く惹かれるもの、
また自分の興味がないものを再発見する機会だったように思います。
そのほかにも、
「バスが目的地と逆方向に進んでるわ!ボケ!!」
「市場で格安でイカ買って喜んでたら臭くてくえねーよ!タコ!!」
日本に比べて75倍ぐらい想定外のことが起こりやすい環境で生活できます。
これってその場の対応力や、判断力、そしていろいろな環境で生き抜く力の鍛錬になると思います。
つまり旅は、
日本で過ごす時間と質の違う時間を凝縮して経験できる
のです。だからこそ旅では、
自分のこだわりや今までの経験に縛られないことが大切。
だと感じています。
渋谷のクラブなんて怖くて行けないけど、グアテマラのクラブで踊ってみたり、
短気だけど、騙してくるインド人にさらっと笑顔で、かわしてみたり、
日本では美人さんをチラ見するけどウクライナで美女を直視したりね。
旅は簡単に自分じゃない自分になれるのです。
それが旅の醍醐味です。
そして僕は変化するのが楽しいです。
当たり前の日常(長く過ごしてきた環境)には、刺激がなくつまらないし、時間の経過が遅い。
ヨーロッパの先進国は日本と似ていて居心地はよかったけれど、
日本と全然違くて居心地の悪いインドやイランの方が楽しかったのは、そういうことかもしれません。
いやぁ、普通じゃないことの連続だからね。
想定外の出来事は、想定外の自分に出会えます。
旅の時間をどのように使うか。
すべてが自由に選べるからこそ旅は面白いのだと思います。
振り返ってみると自分の傾向もわかります。
そうです。
僕は変化を求めるくせに保守的なんです。
どっちだよ。ばかちん。
これは今後の自分の生き方に関しても言えることです。
僕は銀行でしか働いたことがないから、銀行での働き方しかイメージできない。
やっぱりイメージできる環境で働きたい・・・と思ってしまう。
が、ここで単純に自分の経験則に従うと、また同じことを繰り返してしまう。
その働き方に疑問を感じたから思い切って銀行辞めたんです。
これはいかんです。
だから僕は新しいことに挑戦しようと思う。
自分のこだわりや経験に縛られずに、変化しながら働くことに楽しみたい。
これが僕が旅で得たことなのだから。
けいきさんの話は、大変私の心に刺さるものがあり、旅を通じて、自分自身の人生を振り返り、また人生を思索する様に受け取りました。私も同感です。なかなか時間とお金を掛け長期の旅に出ることは、現役時代は困難なことかも知れませんが、それなりに代償を払っただけの価値はあるものです。
今の日本の常識や固定概念に振り回されいる自分 を洗濯し、もう一度自分の生き方を
考えたいものです、私自身のみならず、全ての人に共通する問題として。其れ其れ様ざまな置かれた環境はあるにせよ^ – ^
すぎやぎ さん
コメントどうもありがとうございます。そうおっしゃっていただいて大変うれしいです。
旅をすることで失うものもありますが、自分の経験を肯定して前に進んでいくしかありませんね。
私達が旅を通して感じたことで、読んでくれた方に何か気づきを与えられたらとてもうれしいです。
今後も自分たちにしかできない挑戦を続けていきたいと思います。