「できないこと」だから「本気」になれる。
「それ本気?」
そんな問いを自分にぶつけると胸を張って「本気です」と答えられません。
以前はすぐに「本気です」と答えられたのに。
どうやら最近、「本気」になることを忘れてしまっているようです。
「本気」になれない自分
先日、「本気」になるべき場面で「本気」になる方法がわからず、ぐずぐず中途半端に終わった出来事がありました。
日々の生活で、できることばかり選んでいることの弊害だと感じました。
最近、いくつかのことに手を出していて「これを本気でやってます!」と言える仕事がありません。
自分ができることを選んでいるから、「本気でやっているか?」と問いかけに頭を悩ませてしまいます。
会社に勤めている時は、目的地がある仕事をしていました。
「あなたはこれをやって下さい」って。
目的地が明確だから、そこに向けて「本気」になっていました。
しかし、今は目的地がはっきりしていません。
成長なのか?お金なのか?やりがいなのか?
どれも大切にしたいけど、どこに進めばいいかわからない。
でもとりあえずお金を稼がないと…と。
まるで行き先の決まってないドライブをしているようです。
自分で問いを立てること
最近自分に必要だと思うのは、自分のゴール地点はどこなのかと問いを立てること。
今の目的地は、やりたい仕事をして生きていくことです。
自分で仕事を選ぶとき、ついついできそうな仕事を選んでしまいます。
結末が想像できる仕事は安心できるし、失敗する可能性も低いです。
ただ問題なのは、「できそうな仕事」は「本気」にならなくてもこなせること。
これを繰り返すと「本気」になる感覚を忘れてしまうことです。
「できないこと」だから「本気」に。
「できること」を「本気」でするのは難しいと思います。
「できないこと」をするから「本気」になるのだと思います。
「できること」と「できないこと」のバランスを、流されるのではなく、自分でコントロールする必要することが大切だと感じました。
旅行中で印象的なのは、困難なことを経た出来事です。
終わりに
一歩前に進むためには、新しいことに挑戦し、感覚を刺激し続けること。
「できるかな…これ…」に立ち向かうこと。
「ここぞ!」って場面だけ「本気になろう」と思ってもうまくいきませんね。
日頃から新しいことに挑戦し続けるからこそ、「ここぞ!」という場面でいかせるはずです。
今回は苦い思いが残りましたが、この経験を次の機会につなげます。
「本気」って言葉も抽象度が高いし、明確な基準もありません。
最後は自分が納得できるのか。
いつの間にか守りに入ってしまう自分への反省を込めて。