清らかな僕。

なますて。
インドにて史上最高の下痢からの洗礼を受けて以来僕はかなり清らかです。
さて。
この日はプシュカルからジャイプルに向かいます。
朝7時に宿を出て、バスターミナルまで向かいます。
バスに乗ります。
2時間程が経ちます。
「進んでいる方向がなんかおかしい?」
地図を見ていると僕らが目指すジャイプルとは反対方向に進んでいます。
インドでの旅程を決めているぽろりはバスに揺られて眠っています。
バスの運賃を回収する人に確認すると
「このバスはジョードプル行きだよ」
ええ。逆方向ですね。
見事に僕らが通ってきた街に戻っています。
「ジョードプル」
「ジャイプール」
「行き先間違ってるよーーー」
バスに乗っていた欧米人に笑われます。
何せ僕は強烈な下痢と洗礼を受けてますので、
「このバスだよ!」
と自信満々に過ちを犯していたぽろりにもアガペーを与えておきました。
途中でバスを降りようと思いましたが、道端で僕らの本来の目的地である「ジャイプル」行きのバスを捕まえることは困難と判断して、ジョードプルまで行くことに。
というのも、こちらのローカルバスはバス停があるわけではなく、人が溜まっているところにバスが止まったり、乗っている人が降りたいところで降りる仕組みです。
僕らは育ちがいいと強引にバスを止めるなんて乱暴なことはできません。
ジョードプルから改めてジャイプル行きのバスに乗り換えて無事にジャイプルに向かいました。
プシュカル→ジャイプル(4時間)
のところ、
プシュカル→ジョードプル→ジャイプル(10時間)
と結局丸一日移動していました。
夜の22時頃に無事に到着。
目星をつけていたホテルにも無事にたどり着くことができました。
おまけにジョードプルからジャイプルに行くときの僕の名前がおかしい。
「YEIKI」
いぇいき。
読みにくい。
いしゅりかわ。
けいき・いしかわでよかったと思いました。
チケットを発券したおじさんにもアガペーを与えておきました。
ジョードプルではちよっとした市内観光。
ただ熱い。
この日も40℃ほどの気温の中外を歩きます。
この時期にこのエリアに来るのは間違っていると声を大にして言いたいです。
が、清らかな僕はこんな天候にもアガペーを与えます。
こちらは風の宮殿。すごく立派に見えますがまるで張りぼてのようなつくり。
すごく薄いです。
こちらはジャンタル・マンタルという天文台で、1901年に修復されたものだそうです。
登っちゃダメの看板ありました。
こちらはシティ・パレスにあるギネス認定されている銀の壺。
壺ね…
灼熱の中歩いて疲れましたが、帰りのオートリキシャー(タクシー)のお兄さんと少しもめました。
なめられているときは日本語で怒るに限ります。
「だからたけーって言ってんだろ!!バカヤロー」
「はっ!」
どうやらプシュカルの洗礼は3日間しか効果がないようでした。
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