自分を最高に活かしたい人に読んでほしい「人生の勝算」

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自分を最高に活かしたい人に読んでほしい「人生の勝算」

前田裕二(@UGMD)さんの『人生の勝算』が、これからの人生をどうやって生きていくか悩んでいる人に気づきを与える素晴らしかったので紹介します。

コンテンツ業界の最前線の考え方が満載で、これから僕らが目指すビジネスの本質をズバリ言い当てていると感じました。

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最近話題のキングコング西野さんもイチ押しの一冊。

肝心なのは必死に考えて行動すること

前田さんは8歳の時に両親を亡くして、お金を自分で稼ぐ必要に迫られて路上で弾き語りを始めます。

しかし、なかなかうまく行きません。

必死に考えました。なぜこんなに一生懸命歌っているのに立ち止まってさえくれないのか。もっと歌がうまくなればいいのか。演奏技術を上げるべきなのか。

いろいろな試行錯誤を繰り返し、半年後には月に10万円稼げるようになったそうです。

「どうすればいい?」という問いの「答え」を知ることが重要視されがちだけど、肝心なのは考えて行動することだと思います。

僕は困ったときは「答え」ばかりを求めてしまうので、そもそも必死に考えた経験がないかもしれません…。

困った時に、その場しのぎの対応を繰り返してしまうので行為が一貫性がなく、考えが浅くて、あまのじゃくな判断をしがちです。

本書に書かれている成果を出す方法も非常に参考になるものでしたが、僕にとっては「そういえば必死に考えて行動したことがないな…」と気づけたことが重要でした。

 

え、みんなに好かれようと考えている時点で終わっている?

アイドルイラスト

人がスナックにお金を払う背景には「ヒト」が深く関わっていること。

「モノ」ではなく「ヒト」が消費理由になる場合、そこには「絆」という対価が生じているので、ちょっとやそっとではその価値が消滅しやすい、ということです。

近所のスナックは決して人でごった返すことはないけれど、通い続けるのはコアなファンばかりです。

コアなファン同士が集まることで、コミュニティが生まれて、次第に深まっていく絆。

 

実はAKB48が国民的アイドルグループになった理由にもスナックが潰れない要素が関係してます。

AKBのメンバーは、多様な余白の宝庫です。余白とは不完全性であり、つい埋めたくなってしまう要素です。

美しくて歌が上手い人間味のない完璧なアイドル<歌も顔も荒削りだけど人間的に親しみを持てるアイドル

インターネットが普及し誰でも発信できる時代になった今、不完全だけど共感できる自分だけのヒーローを求める人が増えています。

この「余白=不完全性」の要素はアイドルだけではなく、ビジネスモデルや人付き合いをする上でも大切な要素ですよね。

自分がいないと成り立たないだろうと感じてもらえる仕組み。

この仕組が現在の前田さんが運営する仮想ライブ空間「SHOWROOM」にも活かされています。

 

大切なのは目の前のことに全力で取り組む姿勢

この当たり前のことを、圧倒的なエネルギーでやりきる。

わかっちゃいるけどなかなかできないんですよね。

毎日、隅々まで日経新聞を読む。とか次第に疎かになって、さらっと目を通すだけになってしまいます。

業界こそ違いますが、金融業界で働いたことがある人間としては「そうだったなぁ」と感じる点が多かったです。

僕はそんなに努力してませんがね。ふふふ。

前田さんが圧倒的な努力をして見えたのが、人に好かれることの大切さ、そして人を好きになることの大切さ。

 

答えだけを欲しくなる僕としては、「じゃあ人を好きになろう!」となってしまいますが、

「努力した経験」→「人に好かれることの大切さ」→「人を好きなることが大切」

目の前のやるべきことを全力で乗り越えて最終的に「人を好きになることが大切」と気づいた一連の経験にこそ意味があると思います。

まずは圧倒的な努力からはじめましょう!

 

自分のコンパスをもたないリスク

それは、あらゆる物事を決める指針となります。

就職活動に限らず、実りある人生を生きる上で、コンパス、つまり、自分は何を幸せと定義し、どこに向かっているのかという価値観の言語化は必要不可欠です。

前田さんは自分のコンパスがどちらを向いているか知るために、自分が明らかに優れているなと思う人にモチベーションの根源を聞き続けたそうです。

圧倒的にモテたい、新聞の1面に載りたい、家族を大事にする…

「他者の価値観のモノサシを自分に当てることで自分のモノサシを探り出す。」

これって誰でもできる便利な方法ですよね。

ちなみに前田さんのモチベーションの根源は「仕事に狂う」だそうです。

 

僕の場合、家族を大切にしたい、リスクは負いたくない、お金は欲しい、楽したい…コンパスがグルングルンまわってます笑

人生は選択と集中。

さぁ。あなたのコンパスはどちらの方向を向いていますか?

 

おわりに

人生の勝算

自身の音楽を通じての経験と、中国で流行っていたライブストリーミングが組み合って、起業のアイデアにたどり着いたんだそう。

天から起業のアイデアが降りてくるのかねぇ…と思っていましたが、そんなことはないんですね。

よく聞く言葉で「好きを仕事に」ってのがありますけど、そもそも「好き」ってなによ?ってなる人も多いわけで…

そこで自分を分析して気づけた「好き」と「イイなー」って思った「ビジネスモデル」を組み合わせることで起業アイデアにたどり着くことができるのではないでしょうか?

自分の原体験からしかアイデアは生まれない!と信じています。

 

前田さんは何をやっても成功できる人なんだろうな・・・と思います。

しかし更に強烈なのは、自分が好きで夢中になれる土俵で戦っているから。

どうしたら自分が最強になれるかを考え、そのために自分を理解し土俵を見つけて戦う。

負ける理由が見当たりませんよね。

 

偉そうに僕がこの本のタイトルをつけるとしたら、「自分を最高に活かす生き方」です。

自分を最高に活かす生き方を知りたい人は是非読んでみて下さい。

それじゃあまたー

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keiki
Keiki Ishikawa,1987年生まれ。東京生まれ東京育ちの東京っ子。テンションの振れ幅が広いが、基本的にローテンションなことが多く、一週間ほど家にこもっても苦にならない精神力を持っている。大学卒業後、地方銀行に勤務。妻と出会い退職・世界一周を決意。500日間の世界一周を経て現在に至る。