パリで起きたテロ。今僕ができること。
今、日本はどんな感じでしょうか。
僕らがいるグアテマラのアンティグアはとっても平和です。
街に一歩出ればいろんな人が観光客である僕らに声を掛けてきます。
おかげでそれを無視することなく笑顔でスルーする技術は磨かれたました。
僕らは旅に出て約10カ月。
日本がどんな雰囲気なのかよくわかりません。
なので今の日本がどんな感じなのか気になる。
そろそろ帰国の時期も見えてくるので、戻った時に浦島太郎にならないようにしないと……と思ってます。
最近ネットのニュースやFacebook上でフランスで起きたテロについてのニュースを目にする機会が多いです。
フランスには行きませんでしたが……
- エジプト・シナイ半島に行くのを直前でキャンセル、
- 爆弾テロが起きたトルコ・アンカラのそばも通ったし
- 暴動が起きる1ヵ月前のウクライナ・キエフにいたり
- 難民問題が起きているハンガリー・ブダペストにいたり
思い返せばいろいろ問題が起きている場所に行っています。
日本にいる時は問題が起きた場所が
「危険」
なイメージになるだけで終わっていました。
「あーあそこは危ないなーーー」
で終わり。
それはメディアの報道もありますが、それに頼ってしまっている自分にも問題があります。
例えばウクライナ。
日本にいる時からクリミアで起きている問題がニュースになっていました。(行ってみたら違う問題も起きてたけど)
行く前はネガティブなイメージが多く、おっかなびっくりでした。
が、実際のウクライナは活気があり、多くの人が普通に生活しています。
当然ですよね。
ウクライナに行かなかったら
「なんか危ないらしいね」で終わっていたはずです。
しかし、一歩踏み込むだけで問題の本質が少し見えてきます。
西・東。
エネルギー。
過去の戦争。
今回のパリでの事件。
「なんでテロなんて…」と起きたことに怒りを感じます。
そのテロという行為は確実に許されるものではないと思います。
が、それを軍事行動で解決できたことがあったのでしょうか。
受け身で情報を受け取っているた僕は、何が「善」で「悪」なのかわかりません。
世界には多くの目線を持った人々が暮らしている。
一体米・仏が守ろうとしてる「平和」と「安全」はどの位置からの目線なのか。
報道の目線はどちら側からのものなのか。
僕自身はそこに疑問を感じないといけないと簡単に流されてしまいます。
そして、こうしてふらふら遊んでいる僕が今できることは何だろう。と考えました。
①まずは起きていることを知ること。
イスラム教って?スンニ派って?シーア派って?シリアとイラクはなんでいつも問題あるの?ISISってどうして生まれたの?ジハードって?アサド政権って?難民とISISの関係は?なんでフランスが狙われたの?ロシアとトルコって?
自分で問題を理解しないと大局に流されてしまいます。
②次に何ができるだろう。
こうしてブログに書いて、1人でも「もっと知りたい」と思ってもらえることしか思い浮かびませんでした。
一つでもアクションを起こしたいと思いました。
③自分の判断で何かを選べる「機会」が訪れた時に、自分が知っていることを基準に判断する。
身近な「機会」は選挙。
他になにができるでしょうか。
僕自身、遠くで起きたことだと「自分ごとに」なりません。
しかし、自分が行った、または知り合いが近くにいる場所で起きたことは「自分ごと」になります。
今回の旅を通して、「自分ごと」にできる地域が広がりました。
これは僕の強みです。
「自分ごと」にしたって何が解決できる訳でもありません。
が、それを流してしまう人にはなりたくありません。
だから、受動的ではなく能動的に動きたいです。
僕は過去に起きたこと、そしてその原因を知ることが、今起きていることの理解を深めるヒントになると考えています。
世界で何が起きているかを自分のフィルターを通して理解するために大切なことは……
「知ること」
”愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”
オットー・ビスマルク
偏った知識を少しでも真ん中に寄せ、「自分ごと」を増やし、自分で判断していきたいと強く感じています。
自分の家族がテロの被害に遭ったら同じことは言えないかもしれません。
ですが、戦争をしたらまた同じ歴史を繰り返してしまいます。
僕たちはガンジーやネルソン・マンデラが英雄と呼ばれる理由を知っています。
普通の人の行動が大きな意味を持つと信じて。
実際に今回のテロが起きてから僕が読んだ本
わかりやすい文体で書かれています。
①→②の順番で読んだほうが理解しやすいです。
①
1つの戦争に焦点を当てるわかりにくいですが、客観的にアメリカの軍事行動を見てみると「あれっ!?」となります。
だってずっと戦争してるし。
戦後のアメリカの軍事行動をわかりやすく説明しています。
結局は世界各地で都合のいい理由で戦争が繰り返されています。
②
2015年2月の本なので、若干古い情報もありますが、もやっとしていることをはっきりさせてくれる本です。
同じような名前でわかりにくい現状の中東の勢力関係、イスラム国ができた背景、世界中からイスラム国へ若者が集まる理由等、「そうなんだ!」と思う内容が書かれています。
上記した
イスラム教って?スンニ派って?シーア派って?シリアとイラクはなんでいつも問題あるの?ISISって?ジハードって?アサド政権って?難民とISISの関係は?なんでフランスが狙われたの?
といった問題は理解できます。
また、ヨーロッパの一部の若者がイスラム国を支援する心理状況についての記述は理解できる点が多く、容易に批判はできないと感じました。
また、youtubeで僕がよく見るVICE Japanのイスラム国潜入取材の動画も一度は見るべきです。
タイトル:ダーイッシュ野望の行方①~④のシリーズです。
約1年ほど前のリアルなシリアの状況を見ることができます。
イスラム国への忠誠心を前面に出す10歳前後の子供たちの発言には驚きを隠せませんが、これが現実です。
※過激な表現もあるので興味のない方はスルーして下さいね。
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20代のケイキくんがそういう考えを持って日本に帰国して
周りの友人とお話をしてくれればいいなと思います。
若い世代が自らの考えを持って投票行動に出てくれれば
1人1人の1票で変わるんだと認識してもらえると信じています。
世界のどこかで語り合いたいなと思っています。
その時はよろしくお願いします。
自分は今エチオピアにいますがフランスのテロの後
ナイジェリアやマリでも同様の事が起きています。
しかしながら報道格差はやはり大きいと感じています。
アフリカを旅している我々にとってはアフリカで起きた事件を
もっと知りたいのですが中々難しいのが現状です。
知ることの大事さ。
これからも大切に育てていただきたいと思います。
U10さん
世界でも日本に帰ってからも語りましょう!
「良い」「悪い」の概念は時間の流れと共に変化します。
だからこそ自分で「知り」「判断」することが大切だと改めて感じています。
引き続きお互い安全に第一で、かつ楽しみましょう!!
それではまた!