チベットまとめ【世界一周】

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チベットまとめ【世界一周】

タシデレ。

今日はチベットのまとめです。

皆さんは『TRANSIT』という雑誌をご存知ですか?

僕はこの本がとっても好きです。

理由は、読んでいるとおしゃれっぽいから…

ではなく、その国の文化や歴史について詳しくのっていて、

『世界遺産だから』

とか、

『景色がいいから』

だけではなく、

その国の文化や歴史、宗教などにしっかりと触れていて、他の旅行誌とは圧倒的に違う切り口で書かれているからです。

しかも読んでいるだけでおしゃれっぽいおまけつきです。

僕は持っている『TRANSIT』を、今回の旅に向けて自分で裁断しデータにして持ってきました。

この本のおかげでチベットや少し前に行ったミャンマーにも興味を持てたし、行きたい国や場所も増えました。

旅先で読んでも新しい発見が多くあります。

普通の旅行本では物足りない人は、ぜひ一度本屋さんでチラっと読んでみてください。

きっと他の雑誌とは違う切り口の本だと思います。

 

 

 さて。

このチベット。行く前は「秘境の地」というイメージでした。

外国人がチベットを訪れるためには許可証取得する必要があります。

僕らは成都の『Hello Chengdu Youth Hostel』にてツアーを申し込み、オーストラリア人・マレーシア人・僕ら2人の計4人でツアーに参加しました。

当初の予定では8日目でネパールに入国する予定でしたが震災のためにラサに戻ることになりました。

 

滞在日数(一日当たりの滞在費)

 

10日間(電車2泊)

 

ツアー内容は

 1日目

成都駅夜20時45分発の電車でラサへ

 電車泊

パーミットパーミットのコピー。

青蔵鉄道 青蔵鉄道。

2日目

全日:電車移動

 電車泊

 青蔵鉄道車内からの景色は必見です。

3日目

午前:電車移動

午後:午後14時30分ラサ着・ガイドと合流・ホテルへ移動

拉萨亞宾馆 :ラサ亜賓館(ドミ、1人50元、トイレ・シャワー共用)

ラサ亜賓館宿の外観。

ラサホテル4ベットのドミでした。

4日目

午前:ラサ観光(ポタラ宮)

午後:ラサ観光(セラ・ゴンパ)

 拉萨亞宾馆 :ラサ亜賓館(ドミ、1人50元、トイレ・シャワー共用)

 ポタラ想像してたより大きかったです。

ポタラ宮夜景夜景も素晴らしい。

ディベートセラゴンパでの問答は迫力がありました。

5日目

午前:ラサ観光(ジョカン寺・ノブリンカ)

午後:西蔵博物館※ガイド不在

 拉萨亞宾馆 :ラサ亜賓館(ドミ、1人50元、トイレ・シャワー共用)

 五体投地五体投地する人びと。

博物館博物館は思ったより良かったです。

6日目

午前:ラサからシガツェに移動

午後:15:30からシガツェ観光(タシルンポ寺院)

※予定にあったヤムドク湖・ギャンツェは行けず

 日喀则亞宾馆:シガツェ亜賓館(ツイン、100元)

※ホットシャワーが出ませんでした。

エベレスト人生初の標高5000m超え。

シガツェホテルタシルンポ寺からは1キロ強ほどありました。

7日目

午前:シガツェからオールドティンリー

午後:移動中に地震発生。シガツェに引き返す。

※本来はこの日ダムというネパールとの国境の町に滞在予定

 乌孜大酒店:ウツェ大酒店(ツイン、160元)

 シガツェこちらはかなり高級気味です。Wi-Fiもチベットの中では一番早かった。

_DSC4231 (683x1024)この国は書いてある値段と実際の値段が異なりますので要注意です。

 

8日目

午前:シガツェからラサに移動

午後:ラサ・フリー

※本来はこの日ネパール入国予定

拉萨亞宾馆 :ラサ亜賓館(ドミ、1人50元、トイレ・シャワー共用)

 

9日目

全日:フリー

 拉萨亞宾馆 :ラサ亜賓館(ドミ、1人50元、トイレ・シャワー共用)

カフェチベットとは思えないカフェで引きこもり。シナモン・パウダーとか奇跡。

10日目

午前:朝7時45分発の飛行機でラサから成都へ。

 ラサ空港空港にて。

宿泊費(7泊)

760元(約15,200円)

※宿はガイドの推薦の宿に宿泊。違うホテルがいいといえば違うホテルに泊まれますが集合する時に不便なのでなるべく同じ宿を利用するべきだと思います。

※どの宿もトイレ、シャワーは可もなく不可もなくといった所。

 

食費

939元(約18,780円)

※電車内に持ち込んだ食事含む。

※食事は成都の1.5倍ぐらい。特にエベレストベースキャンプ付近はチャーハン40元(約800円)と激高でした。

 メニューチャーハンこちらが高級チャーハン。味は普通でした。

 

交通費

1828元(約36,560円)

 

成都からラサへの電車が

668元+180元(取得手数料)=748元(約14,960円)

チケット

ラサ市内ローカルバス代1元×8回

8元(約160円)

※地球の歩き方には乗れないと書いてありましたが、ガイドなしでも問題なく乗れました。

 バス

ラサから成都への飛行機

910元×2人分=1820元(約36,400円)

チケット

観光費

670元(約13,400円)

 

 ポタラ宮:100元

ジョカン(大昭寺):85元

セラ・ゴンパ(色垃寺):50元

ノルブリンカ(罗布林卡):60元

タシルンポ寺:40元

※料金は一人分。時期によって料金に変動あり。

4月まではオフシーズン価格の場所が多いようです。。

 

その他費用

6,904元(約138,080円)

ツアー代金:3,454元×2名分

 

 総費用

11,869元(237,380円)

 

1日当たりの平均(2名で)

※実質9日間

1,317元(26,340円

 

※1元20円にて計算しています。

 

ここは行っておけ

ラサに観光に来た人はほぼ行くと思いますが、ジョカン(大昭寺)

寺も広くて見どころが多いが、何より祈りを捧げる人々のエネルギーに圧倒されました。

ジョカンジョカンの外観。

祈り祈りを捧げる人びと。

 おいしかったもの

 正直特においしかったものはありませんでした。

バター茶は癖がなく飲みやすかったこと。世界一高い

ラサビールが飲めたことでしょうか。また、ラサ中心部に居心地のいいカフェがあります。

ラサビールラサビール。

バター茶バター茶。ポットいっぱいこのカップ約10杯分で8元。

やくピザシガツェで食べたヤク肉ピザ。

注意点

ATM:ラサには中国銀行があったので、ATM利用は問題ないでしょう。ラサでは両替屋は見かけませんでした。日本円の両替は困難だと思います。

入国に必要なもの:許可証(パーミット)僕らはチベット入国の許可証申請に2週間必要と言われ、実際10日で取得できました。

Wi-Fi:泊まったホテルはどの宿もWi-Fiがついていました。しかし、どこもかなり弱いです。ラサではブログの写真をアップするのに困り、カフェを探しに行きました。必要な情報は事前に調べておきましょう。

電車チケット:青蔵鉄道はかなり人気チケットのようです。『地球の歩き方』には「定価で購入するのは不可能。時期にもよるが手数料だけで料金の2~3倍になることもある」と記載があります。旅行日程が決まったら早めにチケット取得するべきでしょう。

航空券のチケット:僕らは急遽ラサから成都への航空券を購入することになりました。

しかも、「許可証の有効期限が切れるから明日出発のチケットを取って!」と言われて。8日目のラサの宿に到着した後に、チケットの話になったが宿のWi-Fiが弱く困っていましたが、ガイドは「I’m just guide」しか言わず、僕らがチケット購入する前に消えました。

困ったら電話してくれと言って番号を渡されましたが、僕らは電話持ってませんから。

結局、その「明日出発」のチケットは取れず、許可証の有効期限の翌日のチケットを取得。取得する前に、電話で確認したら「それでもたぶん大丈夫」とのこと。聞いてみると「チベットに入るときは書類のチェックが厳しいけど帰りは基本チェックがない」とのこと。

いろいろな意味で疲れてしまいました。

僕らはチケット取るの慣れているからいいけど、「もし自分の両親が旅行で来ていたら」と思うとぞっとします。

※ちなみにラサの空港のチェックインカウンターではではEチケットの提示を求められず、パスポートのみ提示でした。

ツアー:現地での会話・解説はすべて英語です。

高山病ラルンガルゴンパに続き、红景天にお世話になりました。二人共高山病にはなりませんでした。

 

チベットツアー全体の感想

※今回この感想をあえて正直に書くことにしました。ご理解ください。

今回のチベットの旅は、チベットという場所には非常に満足でしたが、ツアーの内容という面で考えると非常に残念なものでした。

チベットは雑誌で読んだことで興味を持ち、行けるものなら是非行きたいと思い続けていた場所です。

実際に行ってみると、人間と宗教が非常に近い場所に存在している、今までに感じたことのない文化を感じることができる非常に魅力あふれる場所でした。

ただ非常に行きにくい場所だからこそ期待も高く、高いお金を払って参加したのだから、しっかりと楽しみたいと期待が大きくなりすぎていました。

個人的にはこの手の観光ツアーはガイドの良し悪しで旅の印象が大幅に変わると思っています。

点数をつけるなら今回のガイドは100点中40点ぐらいでしょうか。

チベットの観光状況は中国政府によってコントロールされている部分も多いこと、標高が高いので天候不良で道路なども通行できないことが多くあります。

更に、今回の旅はネパール地震も重なり大幅に予定が変更になりました。

これらの予想できない点はガイドの責任ではないことを十分理解していますが、今回の僕らのガイドの質はあまり良くないと感じました。

 

理由は

  • 客の名前を覚えようとしない。(つまらないことだけど、毎回「Japanese」と呼ばれるのは腹が立つ)
  • 予定変更時に変わりの場所に連れて行ってくれる等のフォローなし。
  • 困ると「I’m just guide」の一点張り。何も力になってくれない。等

 

他のツアーガイドを知らないので比較はできませんが、『この人のおかげで!』ということが皆無でした。

今まで参加した現地ツアーなどでは、非常にいいガイドに恵まれ続けてきたこともあるので、余計にその差を感じました。

極論すると、この程度だったら現地ガイドを利用しなくても、ロンリープラネットや、(もしも)音声ガイドがあれば同程度の情報を得ることができます。

わざわざガイドが同行する必要はありません。(僕らのツアーはドライバー1人とガイド1人が同行)※現在チベットはガイド同行でないと旅ができません。

このツアーの質がチベットでは普通だったら申し訳ないです。

ですが、チベットの物価で同行日8日間(実質同行日5日)で1人約7万円は相当高いです。(ツアー全員で28万程度のお金を支払っています)

チベットは好きですが、このツアーを他の人にオススメしようとは思いません。

他の人のブログなどを読んでいると、「非常にいいガイドだった」なんて記事も読みました。

どんなガイドに当たらるかは客側には選べないので仕方ないですが、ガイドによってかなり差があることは間違いないです。

チベットのガイドの質がさらに上がって、より旅行しやすい場所になってくれることを祈ります。

定年後にまた二人でチベット旅行に行きますのでよろしくね。

カレシュ!

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keiki
Keiki Ishikawa,1987年生まれ。東京生まれ東京育ちの東京っ子。テンションの振れ幅が広いが、基本的にローテンションなことが多く、一週間ほど家にこもっても苦にならない精神力を持っている。大学卒業後、地方銀行に勤務。妻と出会い退職・世界一周を決意。500日間の世界一周を経て現在に至る。

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