中国で所持金ゼロ。
今日は、旅至上最大の移動時間。
民族大移動並みの大移動です。
2日以上かけて、ルアンパバーンから昆明へバス、そこから成都まで電車で行きます!!!
バス停に到着してすぐに気づきます。
これは、やばいヤツだと。えーーっと、
全員中国人!!!!
私たちは、完全に浮きます。
嫌な予感を抱きつつ、恐る恐るバスの中へ…
臭い……
なんか変な臭いする……
((((;゚Д゚)))))))
みんな臭いつまみみたいの食べてる!!!!それ、臭ってるからね!!変な臭いしてるからね!!わからないのかい????
しかもこのバスボロくない?
ここで1日を過ごすのか…
はあーーーーーー。
これだけ移動時間あったら、ふつー水の一つくらい用意するでしょ!!!おい!!!!
ケーキとかパンとかお手拭きとか今までのバスはあったよ!充電できるバスだってあったのに!!!やれやれ。
と思いつつ、静かに指定の席に座ろうとしたら、、
誰か寝てる!!!!
((((;゚Д゚)))))))
おい、おっさん!ここ私たちの席ですよ!
日本人舐めんなよ!!!!
と思ったら今度はバスの中でタバコ吸ってるーーーー!!!
おい、せめて外で吸えよ!!!!今、止まってるでしょ!!!!
というか、みんな声でかすぎ!!!そんな大きな声じゃなくても聞こえるから安心しろよ!!!
と心の中の口調も悪くなり出します。
(私は穏やかなのでこんな口調には決してなりません)
もうここは、ラオスではなく完全に中国です。
そんな不安を乗せてどこまでも、バスは動き出します。
朝ご飯。予想通りまずくないけど、美味しくもないです。甘い餅米。
途中何度も、天井に頭をぶつけそうになります。
つまり、それくらい揺れるかなり悪路です。
この旅で初めて酔い止めを飲みました。それくらい揺れて、2階から落ちる自信がありました。
それにしても、ラオスの出国も中国の入国も休憩のアナウンスも、
何言ってるかまーーーーったくわかりません!!!!
さようならラオス。
見よう見まねで成し遂げます。
レストラン入ってもメニューないし、みんな無視だし、もう少し構ってよ!!!
値段もわからないまま隣の人の食べてるヌードルを指差します。
これこれ!2つ!とお昼にありつけます。
が、問題は夜ごはん。
バスが止まった店。そう、ここはもう中国。
中国だったのです!!!!!!!
つまり、
えーーーっと、
実は私たち、中国のお金、
「元」を持ってません!!!!!
うわーーーーーん。。
ご飯食べたいよーーーー。
仕方がない、ここは我慢して泣き寝入りするしかない。
でもひょっとしたら、このご飯バス代に含まれててタダだったりするのかな…?
(以前そんなことがあったので!)
と、思っていたところ、
さっきバスの中で英語で話しかけてくれた女の子がいたことを思い出します。
たぶん、このバスの中で唯一、いや、ここ中国でも超!レアな存在、英語を喋れる中国人!!!!
彼女に聞いてみます。
「これタダ??」
「違うよー、食べた後に払うの。たぶん30元くらいかな?」
がーーーーーん。
無理か、食べれないかーー。
「私たち、元持ってないんだよね…とほほ。ありがとう!」
諦めてバスに帰りましょ…としょんぼりしていると、
「え、元持ってないの?いいよいいよー!一緒に食べよう!払うわよこれくらい!!!」
「え!!!!!???」
「いいの!!!!???」
笑顔が戻ります。
いつもなら遠慮する2人も彼女の優しさに乗っかります。
救世主すぎる………!!!
スープもライスもフリーだからいくら食べて平気よ!と言って、彼女はお金を払ってくれて席を外します。遠慮しながらも遠慮なくいただきます。
彼女がいなくなってから、どうやら店のおばちゃんが怒ったような口調で、金くれ!!!!みたいな素振りを見せてます。
?????
さっき払ってもらったのに……
え、、どうやらこのスープはタダじゃないらしいーーーーー!!!
ごめんなさーーーーい。。。。
彼女に支払ってもらいます。
本当にありがとう!!しかも高かった!
飢え死にせずに、そのまま朝を迎え、、
早朝5時に着くはずのバスは一向に止まる気配を見せません。
8時になっても、10時になっても着きません………
12時。やっと到着です。
実に7時間遅れです。
運転手が休憩で寝すぎたのが要因な気がしてます。
さぁ、ここからが本場。
右も左もわかりません。
お金も持ってません。
標識も何も読めません。
英語が全く通じません。
これから駅に行き、電車に乗り継ぐ予定です。
どうなるの私たちーーーー!!!!
明日へ続く。
(ラオスから中国への陸路移動はオススメしません!!)
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