これからの働き方は「必要とされる場所に行く」ことも一つの選択肢だと思う。

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これからの働き方は「必要とされる場所に行く」ことも一つの選択肢だと思う。

「給料をたくさんもらっても買うものがないと思ってしまったんだよね…」

「それよりも体を動かす人間らしい仕事、意義のある仕事がしたくて。」

 

友人は1月末で退職し、2月から長野県飯島町に移住しました。

 

 

彼が移住を決めた理由、そして飯島町に興味を持ったので話を聞きにやってきました。

 

「田舎は閉鎖的でよそ者を受け入れない。」

 

そんな漠然とした田舎に対するイメージはあっけなく変わりました。

移住の制度について一から十まで丁寧におしえてくれる役所の移住担当の方、

突然家に押しかけたのに2時間もてなしてくれた関東から移住した60代の夫婦、

地元への暑い思いを語る30代の若手農家、

誰もが知ってる有名企業からUターンして農業を始めた農家、

次々と新しいことに挑戦するリンゴ農園を営む兄弟、

2年間で8組を婚約に導いた地域おこし協力隊、

退職後に農業を始めて、現在後継者を探しているリンゴ農家、

 

飯島町に滞在したたった2日間で、

町を盛り上げようと歩みを進めるたくさんの方々と出会うことができました。

 

ここで感じたことは、

「必要とされる場所で、必要とされることをするのもいいな

ということ。

 

あなたにとって仕事を選ぶ上で重視すべき価値はなんですか?

僕は、

 

「自分らしい」「社会のため」「誰もやってない」

 

などの価値を重視していましたが、自分が大切にしている価値を同時に満たしてくれるそんな「素晴らしい仕事」なんて、見つかりませんね。

 

そこで大切にしている価値に

「必要とされていることをする」

という選択肢を加えてみるのもいいかもしれない、と思うようになりました。

 

「必要な人材になること」にばかり意識が向いてしまい、

「必要とされることをする」をおろそかにしてしまうことがよくあります。

 

 

例えば、当たり前のようにやっている

文章を書く。写真を撮る。情報発信をする

なんてことも、

自信のある農産物を作っているけど相手に伝える方法がない…

そんな人の役に立てるかもしれません。

 

自分では当たり前にやっていることでも、価値を感じてくれる人がいる場所もあります。

 

また、

「農地はあるけど後継者がいないんだ…」

という70代のリンゴ農家さんからも話を聞きました。

 

後継者を探している本人はもちろん、行政からも必要とされています。

みんなから必要とされるのに、担い手がいない。

 

都心で仕事をやりたくもない仕事を仕方なくやるなら、必要とされている仕事をするのもいいかもしれません。

リンゴを学んでみることも選択肢になるのではないでしょうか。

 

各業種の労働市場をパズル、仕事を1つのピース(スキマ)に例えると、

 

そもそも東京はパズルの種類は多いが、あいているピースが少ない。

 

一度ドロップアウトした人に残された道は自分で仕事を作る(新しいパズルを作る)か、誰でもできる仕事(スキマを埋める)の二択になりがちです。(手に職がある人は別ですね)

 

魅力的だと感じる仕事は新卒から続けている人や、上手に転職をしている人で埋められていることが多く、結果として一度ドロップアウトした人が望む仕事に巡り合う機会が少ないように思います。

 

その一方で地方はパズルの種類は少ないですが、空いているピースが多いように思いました。

選べる仕事の種類は少ないかもしれません。しかし同じスキマを埋める仕事であったとしても、

 

必要とされていることで貢献できるって良い選択肢かもしれない。

 

東京では仕事をするために、自分をスキマに合わせて変化させる必要があるけれど、地方だと等身大の自分のままでハマれるピースに出会える可能性が高いのかもしれません。

 

 

自分でパズルを作るのか。

それとも空いているパズルのピースを埋めるのか。

 

 

自分でパズルを作れる人はガンガン作ればいいと思います。

作れない人は、地方に自分がすっぽりとハマれるスキマを探しに行くのも良い手段だと思いました。

 

受け入れの準備ができていない地域や閉鎖的な地域もあるでしょう。

都心で働いていた時の給料と比較すると下がる可能性もあるでしょう。

しかし、最も大切なのは、

 

あなたが何に価値を感じるか

 

旅から帰ってきて次の一歩を迷っている人や、キャリアに悩んでいる人は実際に地方に足を伸ばしてみることをオススメします。僕らの移住は未定ですが・・・

等身大のあなたを必要としてくれる場所があるかもしれません。

 

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keiki
Keiki Ishikawa,1987年生まれ。東京生まれ東京育ちの東京っ子。テンションの振れ幅が広いが、基本的にローテンションなことが多く、一週間ほど家にこもっても苦にならない精神力を持っている。大学卒業後、地方銀行に勤務。妻と出会い退職・世界一周を決意。500日間の世界一周を経て現在に至る。

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