露出の多い国に突入します。【イラン-アルメニア陸路】

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露出の多い国に突入します。【イラン-アルメニア陸路】

さらーむ。

アルメニアってヨーロッパですか?

微妙なポジションです。

アルメニアはこちら。
アルメニアはこちら。

カウチサーフィンでお世話になったエディとお別れをして、ラシュトからタブリーズ行の夜行バスに乗ります。

元々はタブリーズからアルメニアの首都のエレバンまでバスで行くつもりでした。

しかし、イランのエスファファーンで出会った旅行者からアルメニアの「ゴリス」という強そうな街をオススメされた僕らは、細かくタクシーやバスを乗り継ぐルートを選びました。

イランアルメニア国境経路
くねくねして目的地のゴリスに向かいます。

※このブログの最後にルートまとめてあります。

 

教えてもらったルートを頼りに移動して、無事にイランとアルメニアの国境にたどり着きました。

イランアルメニア
国境付近は何もありません。
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周りは山ばかり。

イランの国境でリアルをドラムに両替します。

50$分のリアルが40$分のアルメニアドラムに…

イランの通貨であるリアルは弱い通貨のようです。

スムーズにイラン側の国境を通過し、歩いてアルメニアへ。

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この橋が国境のようです。
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犬が案内してくれます。

アルメニアに入ると、女性が髪をさらけ出しているではありませんか。

 

なんと卑猥な。

 

イランでは公共の場では女性は基本髪と肌を出していないのでかなりの違和感です。

30℃超えているのに肌を出しません。

たぶん女性がタンクトップで歩こうものなら「わいせつ物陳列罪」で捕まります。

 

それに対してアルメニアの女性はモデルのような服装をしている人がたくさんいます。

当然ノースリーブ&ミニスカートなんて格好をしている人もたくさんいます。

おかげでアルメニア入って以来女性を見るときは基本チラ見です。

イラン癖です。癖。

たった数百メートルの差ですが、すごい違いです。

 

余談ですがアルメニアは世界一美人が多い国として有名です。

積極的に美女をチラ見して写真を撮影しますので、美女写真楽しみにしていてください。

 

アルメニア側の国境でビザを申請します。

期間は21日。3,000ドラム(約790円)

無事に入国。

アルメニア側にはATMもあり無事にお金も引き出すことができました。

無事にヨーロッパ?に突入です。

 

さて。問題はここからです。

教えてもらった情報には国境から近くの街までヒッチハイクと教えてもらいました。

が、アルメニア側の国境にたくさんのタクシードライバーが待ち構えていました。

「ヒッチハイクじゃなくても大丈夫そうだ」

と安心したのも束の間、

ドライバーに値段を確認してみると、

僕らが目指しているゴリスという町まで1人20,000ドラム。

2人で40,000ドラム。

入国したばかりでアルメニアの相場が分からない僕らはあたふた。

計算してみると…

 

40,000ドラムで

10,450円也!!

 

どあほぅ!!!

 

確かにゴリスまでは100kmほどあるので、ある程度の出費は予想していましたがこれは高い。

 

最初は

「そりゃ無理だよ」

と値下げ交渉をしてみますが、彼らは全く値下げする気がありません。

こちらが乗る気がないとわかると

「早く行っちまえ」

的なことを言われます。

最初はベンチに座ってクッキーを食べていましたが途中から彼らの態度にイライラ…

 

ふざけんなボケ!!!

そんな金払えるか!!!

このすっとこどっこいが!!!

 

と、日本語で優しく伝えておきました。

よくわかりませんがこの気持ちが伝わってくれるとうれしいです。

 

途中まで歩きこの旅初めてのヒッチハイクをすることに。

夫婦が力を合わせて自分たちの限界に挑戦します。

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外に出ると…なにもありません。お互い(これ行ける?)とそっと目配せしました。

ちなみに一番近い町のメグリまで約5キロ。

30キロの荷物を背負って移動するには長い距離ですが、僕らの決心は固いです。

 

すると歩き始めて5分で一台の車が僕らの横に止まります。

この車もタクシーでしたが、話を聞いてみると途中のゴリスに行く途中のカパンという街まで13,000ドラム(約3,400円)で行かないか?とのこと。

 

僕らは今しがた歩きとヒッチハイクで行くと強い決心をしたばかりです。

 

一応聞いてみます。

10,000ドラム(2,600円)はどうよ?

 

気が付くと僕らは車の中にいました。

僕らの決意は5分で途絶えました。

煙いアルメニア
山の山頂を走っていると霧で真っ白。

途中で山を超えるのですが、急に周囲が暗くなります…

10メートル先が見えません。

山を下るとウソみたいに霧が晴れました。

 

カパンという町で降りて、ゴリス行きのバスを探します。

歩いている人に声をかけますが

「bus」が通じません。

世も末です。

 

続いて通りかかるバスに乗っている人に声をかけ続ける。

しかしこのアルメニア。

凄まじく英語が通じません。

とりあえず目的地である「ゴリス」を連呼します。

 

よくわからない東洋人がでかい荷物持ちながらなんか叫んでる。

かなり苦しい状況です。

 

しかし奇跡は意外と起きるものです。

「乗りなさい!こっちよ!」

バスの中のおばさん。

彼女の話を聞いてみるとまさかの英語の教師。

日々の苦行(痔)の成果です。

 

しかもなぜか無料でバスに乗せてもらい、街の中心部まで連れて行ってもらいました。

そしてバスを降りると、今度は違う女性がゴリス行きのバスを探してくれます。

 

アルメニア。いい国やん。

 

しかし…

バスは13時に出発してしまったとの事。

しかも、バスは一日一便。

時計を見ると13時19分。

なんといういいタイミング。

バスだと1人1,500ドラム(約400円)で目的地のゴリスまで行けるとの事だったので、カパンで一泊も考えましたが、宿の宿泊費なども考えタクシーで行くことに。

カパンからゴリスまではタクシーで8,000ドラム(約2,100円)。

 

そしてその日のうちに無事に宿に到着。

ばたばたな国境越えでしたが、無事にアルメニア入国しました。_DSC5124 (1024x683)

まだアルメニアの事がよくわかっていませんが、なんとなく感じることが…

この国…自然すごいぞ。

 

イランからアルメニア/陸路での移動方法

イランアルメニア国境経路

①Tabiz(タブリーズのバスターミナル)/6:30

↓タクシー:10万リアル(430円)

アゼルバイジャンスクエア

※下のマーカーがタブリーズバスターミナル、上のマーカーがアゼルバイジャンスクエアスクエア。

交渉次第で5万リアルでも行ける距離です。

※イランではアルメニアをアルメニスタンと呼びます。アルメニスタンと騒いでいれば勝手に連れて行ってくれると思います。

②Azerbaycan sq(アゼルバイジャンスクエア)/7:00

↓乗り合いタクシー(客4人):30万リアル(1280円)※1人15万リアル

※ジョルファ行きの乗り合いタクシーがたくさんいます。

③Jolfa(ジョルファ)/8:30

↓タクシー:35万リアル(1500円)

※こちらでもアルメニア行きのタクシーがたくさんいます。

④Agarak(アガラック)/10:00

↓歩き

※イラン側の国境でリアルをドラムに替えたほうがいいようです。

※タクシーを降りるとすぐに両替屋が近づいてきます。パスポートなどをチェックする建物内にも両替屋がありました。

⑤イラン-アルメニア国境越え/11:00

↓タクシー:10,000ドラム(2610円)

※アルメニアの国境にたまっているタクシードライバーはかなり割高です。

流しのタクシーと交渉するかヒッチハイクしたほうがいいです。車はそれなりに通ります。

※イラン側の出国手続きは20分程度・アルメニアの入国手続きは30分程度かかりました。

⑥Kapan(カパン)/13:30

↓タクシー:8,000ドラム(2090円)

※僕らは乗れませんでしたが、13時にゴリス行きの乗り合いバス?(1人1500ドラム)があるらしいです。

⑦Goris(ゴリス)/15:00

※場所の右側はそれぞれの場所に到着した時刻です。移動時間の目安にしてください。

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keiki
Keiki Ishikawa,1987年生まれ。東京生まれ東京育ちの東京っ子。テンションの振れ幅が広いが、基本的にローテンションなことが多く、一週間ほど家にこもっても苦にならない精神力を持っている。大学卒業後、地方銀行に勤務。妻と出会い退職・世界一周を決意。500日間の世界一周を経て現在に至る。

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